『燃え尽きから、ゆっくり戻る』(マーラ・リンデン・著)表紙
はたらき方・副業

燃え尽きから、ゆっくり戻る

がんばりすぎて動けなくなる前に。休む・戻る・再発を防ぐ三つの段階

著者
マーラ・リンデン
シリーズ
すり減らない働き方 シリーズ 第1巻
分野
はたらき方・副業

がんばりすぎて、朝起き上がるのもつらい。ちゃんと休んだはずなのに、疲れがまるで抜けない——そんな毎日が続いているなら、この本はあなたのための一冊です。

先に、いちばん大事なことを言います。あなたは、なまけているのでも、弱いのでもありません。全力から全力へ、休みも段もなしに戻ろうとする「戻り方」を、まだ習っていないだけです。

本書が渡すのは、回復の「順番」です。いきなり元の量へ戻ろうとするから、また倒れる。だから、まず十分に休む。次に、こなせる最小からゆっくり戻る。最後に、再発を防ぐ境界と仕組みをつくる。この三段階を、順番を守って一緒に歩きます。

こんなあなたへ、一章ずつ寄りそいます。

  • 休んでも疲れが抜けず、日曜の夜になると胸が重くなる
  • 一度大きく落ち込んで休んだことがあり、また同じように倒れるのが怖い
  • 頼まれると断れず、気づけば仕事を抱えすぎている
  • 「がんばれない自分」を責めてしまう

身につくのは「気合いに頼らない、安全な戻り方」です。

  • 休むことに、まず許可を出す(休息は仕事の一部)
  • こなせる最小から、少しずつ戻る(元の量へ一気に戻さない)
  • 回復の「波」を味方にする(良い日と悪い日は、あって当たり前)
  • 再発を防ぐ境界をつくる(断り方・休む合図・仕事量の上限)
  • 仕事に、自分の価値を全部は預けない

段階的に負荷を戻すと戻りやすいこと、回復には波があること、境界を引くことの大切さ——広く知られた考え方を、むずかしい言葉を使わずに、今日試せる小さな一歩へ落とし込みました。各章の終わりには、その場でできる短いワーク付き。読むだけでは終わらせません。

やさしい本です。あなたを裁かず、「なぜそこまでがんばったの」とは聞きません。そして、急かしません。読み終えるころ、あなたは自分を責めることを少し手放し、こなせる分から、また歩き出せるようになっています。

本書の第三段階は「何を守るか」を決めるところまで。それを月曜の朝の依頼の受け方、断るときの一文、仕事の閉店時刻といった毎日の手順に落とすのは、続巻『戻ったあと、すり減らない』の仕事です。読み終えて「で、明日の朝は何から?」と思ったら、そちらへ。

※本書は医療や治療の代わりではありません。つらさが重い・長く続く・危険なサインを感じるときは、この本より先に、専門の窓口や医療の専門家を頼ってください。

シリーズ「すり減らない働き方 シリーズ」第1作。

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